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仕事の再定義のススメ

仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?
posted with amazlet at 16.08.13
きこ書房 (2015-01-20)
売り上げランキング: 8

kindleの読み放題サービス「kindle unlimited」をお試し中、というわけで普段読まないようなビジネス書・自己啓発書を斜め読みしてみます。「仕事は楽しいかね?」と言われたら「んなわきゃねーだろ」と鼻息荒く返してしまいたくなるのは、誰に向けた文句でしょうね。 だいぶ前によく売れた本書は、すごく偉いおじいちゃんが現れて、くたびれて心が荒んでいるリーマンにビジネスの極意を語ってくれるお話。おじいちゃんの指摘はとても素晴らしいのだけど、すぐ隣にいるのに声がうるさいとかベシベシ叩いてきたり肩を思いっきり掴むから痣になったりとか、人としてどうなのかな…と思う部分が散見されました(笑)。

この手の本を読むと、成功とか、幸せとか、そういうものって、本当に本当に、自分で気づいて、自分で歩いていくことでしか得られないものなんだなと、改めて感じます。

遠くの他人の成功に嫉妬してる場合ではなく、自分の眼前に転がるうっとおしい問題点を観察しなくてはならない。何かしら常に改善策を試さなくてはならない。分かってるか私⁉︎というわけなんですねえ。

特にギクッとなったのは「仕事を狭い範囲で捉えている人が多い」というところ。自分の専門の技術だけを一流にしていてはだめで、売り込むだとか他人と共に働くだとか、様々なことが「仕事」の中身には含まれている。もっと「自分の仕事の範囲」を拡張してゆくことが成功につながるんですね。

そういうとなんとなく、より色んなことを気にするなんて自分が損してるんじゃないかと考えがちだけど。どうしても「給料分の働き」を意識しちゃうんですよね。特に私は全然もらえない立場だし…(上がる見込みが永遠のゼロである)うーん、金額に、今のポジションに完全に囚われているな……。
この本を読んで、毎日湧き出る鬱憤に飲み込まれている自分に気付けました。
不満だらけだと「より良くなりたいな」なんて思えなくなります。「こんな職場どうにでもなってしまえ」の思いが強くなるんです。より受け身になってしまうというか、「あの人たちが悪い」という思考停止に陥ってしまいます。体も心も硬いなあ。

そういう職場こそ、チャンスの塊なのかもしれませんね。まずは自分が少しでも楽しくなれるように、試せたらなと思います。つい毎日の役割の中に埋没してしまうけれど、未来のことも考えると、やっておくべきことは山ほどあるので。 本にあった「3つのリスト」も使えそうです。

ところで私は何度も繰り返す通り、森博嗣のエッセイファンです。彼のクールな観察・分析に基づく独自の理論が大好きなので、この本も森博嗣さんの発言と照らし合わせつつ読みました。大体同じようなことをおっしゃっております。森博嗣さんはビジネス書としても読めるのですよ…。